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社内のリーダーシップ開発を強化する4つの方法をプロが紹介

目次
リーダーシップ開発は、多くの企業が優先して取り組むテーマです。人事担当者は日々、開発プログラムの実践や外部の教育パートナーとの連携に取り組んでいることでしょう。
各事業部および現場のビジネスニーズを理解し、最適な学習機会や開発プログラムを提供できれば、従業員のスキルを向上させることはもちろん、重要な人材の定着にもつながります。
ただ一方で「リーダーシップ開発を行っているが、成果を実感できていない」「そもそもリーダーになることを望む人材が少ない」といった悩みを抱えるケースも少なくありません。
そこで今回は、社内のリーダシップ開発を強化するための4つの方法を紹介します。なお、本記事にて紹介する内容は、世界を代表するビジネス人材育成のプロであるCCL(Center for Creative Leadership)が、綿密なリサーチおよび支援実績を基に導き出したものですので、ぜひ参考にしてください。
社内のリーダーシップ開発を強化する4つの方法
社内のリーダシップ開発を強化するための方法を4つ紹介します。
社内の人材を見直す
今一度、社内の人材を見直してみましょう。成長ポテンシャルのある従業員を特定の役割に固定してはいないでしょうか?
効果的な人材投資や従業員のエンゲージメント向上ためには、蓄積してきた人材データや評価データを活用して、各従業員が自らのポテンシャルを最大限発揮できる機会を提供することが大切です。なかには、リーダーとして高い資質をもった人材がくすぶっているかも知れません。
今後、社内の人材育成計画を立てる際には、人材のポテンシャルに着目し、リーダー候補の育成につなげていきましょう。
こうしたプロセスは、従業員の自己啓発やキャリアプランの一環であると同時に、人事部門の能力を最大限に引き出し、組織内のリーダーをスキルアップさせる戦略でもあります。有望な人材を指導したり、リーダー候補向けの育成プログラムを開発したりといった機会は、人事部の役割を活性化し、リーダシップ開発を強化するチャンスとなるのです。
コーチング能力を高める
コーチングは、人材を育成するために有効な手段として、多くの組織が導入しています。
人事担当者のなかには、コーチングに関するトレーニングを受けて経験も豊富な人がいる一方で、そうでない人もいるでしょう。
ただ事実として、伸び悩んでいるハイポテンシャルな人材や、攻撃的な言動が問題となっているハイパフォーマーをコーチングしなければならない場合、人事担当者がその役割を担うケースが一般的です。
また人事部に限らず、各リーダーが部下と能力に関する会話をしようとする際には、指南や指導が伴う場面があります。その際、上手にフィードバックを与えるトレーニングをすることで、人材育成の質が一気に向上します。
外部講師を招く方が望ましい場合もありますが、各リーダーがコーチングスキルを身につけ、日常の業務内でコーチングを実践できれば、組織全体の持続的な成長につながります。
ファシリテーターを活用する
組織を熟知した経験豊富なファシリテーターがいるのではないでしょうか。各部署からの信頼が厚く、人材育成や能力開発などを行う際、中立的な立場で円滑な運用をサポートしてくれるような人材です。こうした人材はさまざまな役割を担っており、役員や人事部以外のリーダーの場合もあるでしょう。
社内のリーダーシップ開発を見直す際には、イベント、ディスカッション、ワークショップ、トレーニングセッションをリードできるファシリテーターの価値を見落とさないようにしましょう。
研修転移を重視する
研修転移とは、研修で学んだ知識やノウハウを「定着」させ、職場・現場で「実践」に活かして「成果」を生み出すことです。人材育成を成功させるためには、学んだ内容の実践および習慣化が欠かせません。日々の仕事に学習を活かす方法を今一度検討してみてはいかがでしょうか。
学びを上手く業務に取り込むためには、仮想学習ツールやソーシャル学習ツールの活用や、上司および周囲のメンバーの協力を得ることが望まれます。
またCCLが提唱する学習転移モデルは、持続可能なリーダーシップ開発の取り組みに必要な要素をマッピングするのに最適です。ぜひ、こちらの記事もあわせてご覧ください。
研修転移とは?学習転移との違いや方法をリーダーシップ開発を用いて解説
成果につながるリーダーシップ開発を行うには
成果につながるリーダーシップ開発を行うには、社内に蓄積されたリーダー育成の知識・経験と、外部の専門企業によるサポートを組み合わせることが有効です。
弊社「株式会社インヴィニオ」は人材育成のプロとして、学びを知識や能力のレベルに留まらせるのではなく「実力」へと昇華させることにコミットします。事業の成果として表れるように、人や組織が保有する「成果を生み出す能力」を引き上げ、引き出し、顕在化させることを重視しています。
「単なる研修ではなく、業績アップなどの成果につながるリーダーシップ開発を行いたい」とお考えの方は、まずはこちらから気軽にお問い合わせください。