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組織文化診断を成功させるメッセージと案内メール|サンプル付き
目次
組織文化診断を成功させるためには、社内の理解と協力を得ることが不可欠です。そのカギを握るのが「社内向けのメッセージ」と「案内時のメール」です。
「社内向けのメッセージ」は、主に組織文化診断の目的理解と協力意識の醸成を促します。「案内時のメール」は、組織文化診断をスムーズに実施しつつ回答率を高めて、正確な診断結果を得るために欠かせません。
また組織文化診断後のコミュニケーションも同様に重要です。参加者は、自分の意見が大切にされていると感じることで、変革のための取り組みや今後の組織文化診断への参加に意欲的になるでしょう。
しかし、「具体的にどのようなメッセージやメールで伝えれば良いか分からない」という代表者や担当者も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、組織文化診断を成功させるための注意点、伝えるべき内容、具体的な社内向けメッセージのサンプル、案内メールのサンプルを紹介します。またここでは、50か国以上・8,000社以上の企業で採用されてきた主要な組織文化診断手法として「デニソン組織文化診断」を説明に用います。
組織文化診断を成功させるための注意点
組織文化診断を成功させるためには、2つの注意点があります。
社内へのメッセージはメール1本で終わらせない
組織文化診断に関するメッセージをメール1本で終わらせてしまうケースが散見されます。これでは、組織文化診断を成功させるどころか、回答への協力も十分に得られないでしょう。
メッセージを社内に浸透させるために、複数のチャネルや複数回のコミュニケーションを必要とします。組織文化診断について伝達する際には、メール、ニュースレター、ブログ記事、ソーシャルメディア、ポスターなど、組織が通常利用しているチャネルを複数、利用することを推奨します。
開始の2~3週間前には案内しておく
組織文化診断のメッセージや案内の伝達は、組織文化診断開始の少なくとも2〜3週間前には開始する必要があります。もちろん、組織の規模、対象範囲、通例などによるので、組織ごとに異なります。ここでの目的は、「組織文化診断を実施することの発表」と「実施目的の伝達」です。
正式に実施する際には「回答用のリンク」を送信します。
組織文化診断後は、終了後すぐに行うのがよいでしょう。参加者にはすぐに感謝の意を伝えるとともに、結果に基づいて行動が計画されることを理解してもらわなければなりません。また組織文化診断の結果は、関係各位に対していかに分かりやすく伝えるかも大切です。
組織文化診断を成功させるために伝えるべき内容
組織文化診断を成功させるために、代表者メッセージや案内メールにおいて伝えるべき内容を紹介します。
組織文化について伝えるべき
組織文化について伝えるべきことは、以下の3点です。
- 組織文化とは何か
組織の文化とは、その組織が存続し、成功するための方法として、長期にわたって採用してきた信念、価値観、行動様式のことです。 - なぜ組織文化が重要なのか
それは、組織文化はパフォーマンスに日々影響を与えているからです。組織文化を管理するためには、戦略や財務、その他の主要な業績評価指標の管理と同じスキルや注意が必要だということを認識している企業が増えてきました。 - 組織文化を理解することの重要性(リーダー向け)
「リーダーとして忘れてはならないのは、自分が身を置いている組織の文化を認識していなければ、その文化に操られてしまうということです。文化を理解することは誰にとっても必要ですが、リーダーはさらにそれをリードすることが必要不可欠なのです。」-(エドガー・シャインMIT博士の発言より)
診断手法について伝えるべきこと
診断手法について伝えるべきことは、以下の6点です。ここでは、50か国以上・8,000社以上の企業で採用されてきた主要な組織文化診断手法として「デニソン組織文化診断」を例にしています。
- 診断手法の信頼性が十分であること
デニソンモデルは、組織の文化がパフォーマンスにどのように影響するかについての25年以上の研究の成果が反映されたものです。デニソンの研究では、組織文化のスコアと、収益性(ROE、ROA、ROI)、成長性(売上高成長率、市場シェア)、品質、革新性、市場占有率などの重要なパフォーマンス指標との間に、顕著な関連性があることがわかっています。 - 診断手法の性格・方向性
デニソンモデルは、私たちの多くが日々直面している価値観同士の対立について、それらを「どちらか一方」を取るのではなく、「両方」を尊重しようとしています。調査により、こうした価値観の対立をうまく管理している組織は、そうでない組織よりもハイパフォーマンスであることがわかっています。 - 診断手法によって何ができるのか
信念や仮定、そしてそれらに関連する行動が、組織の文化を決定します。組織のパフォーマンスに影響を与える信念や考え方は何かを、デニソンモデルと組織文化診断によって、わかりやすく測定可能な方法で明らかにすることができます。 - より具体的には何を明らかにできるのか
デニソン組織文化診断は、組織のメンバーが持つ基本的な信念、価値観、考え方を特定し、さらにそれらを基礎とする慣習や行動を測定するように設計されています。具体的には、組織文化の中で業績に直接関係する側面に焦点を当てています。デニソン組織文化組織文化診断は、私たちの組織についての以下4つの重要な要素を
方向性:組織の方向性を理解できているか?
適応性:市場/外部環境に適応しているか?
自律性:従業員が一体感を持ちつつ、自発的に行動できているか?
一貫性:組織能力を発揮・強化できるような価値観、システム、プロセスが整備されているか? - 回答にかかる所要時間
組織文化診断に対する回答の所要時間は約15〜20分です。 - 秘匿性は保たれるのか
回答は完全に機密扱いとなり、組織全体のプロフィールまたはサブグループの一部としてのみ提示されます。正確な結果を得るためには、アンケートに率直かつ正直に回答していただくことが重要です。デニソンでは、回答数が3件に満たないデータセグメントについては報告しません。
なおデニソン組織文化診断について、より詳細を知りたい場合はこちらの記事をご覧ください。
デニソン組織文化診断とは|特長や活用する目的を紹介
組織文化診断を成功させるメッセージのサンプル
組織文化診断を成功させるためには、社内メッセージの発信が有効かつ重要です。ここでは、そのまま使えるメッセージサンプルを3つのケースごとに紹介します。
担当から全従業員向けのメッセージ
人事など担当部署および担当者から全従業員向けのメッセージサンプルを2パターン紹介します。
パターン1
周知のとおり私たちは現在、将来を見越した戦略を練り、優先すべき事項を検討しています。こうしたなか、事業戦略を成功させるためには、成果につながる組織文化を醸成していくことを優先すべきという結論にいたりました。当社における組織文化のうち、戦略の推進する部分と、反対に妨げとなる部分が何かを明確にするために、全従業員を対象とした組織文化診断を実施する予定です。組織文化診断というと、個人の満足度、士気、エンゲージメントといった伝統的な指標を思い浮かべる人が多いかも知れません。確かに仕事や組織に対する個人のつながりは重要ですが、当社の成功は、戦略や事業目標を実行する「組織力」にかかっているのです。そのため調査を実施する際には、役職等は問わず全従業員に当社の組織文化を評価していただきたいと考えています。その際に重視するのは、当社の戦略や目標、内部慣行が市場にどれだけ影響を及ぼしているか、各従業員はそれらをどの程度理解できているかといった点です。このように視野を広げた調査を実施することで、次のような重要な疑問を解消できるようになります。
- 個人の能力開発計画や活動が、有能な人材の開発に役立っているか?
- 能力開発のための活動は将来の戦略に基づいているか?
- 戦略、目標、優先順位について「共通の理解」を持っているか?
- エンパワーメント、能力開発、コア・バリュー、ビジョンなどエンゲージメントのために欠かせない要素が明確になっているか?
- お客様のNeeds(必要としているもの)とWants(求めているもの)について「共通の理解」を持っているか?
- お客様からのフィードバックを意思決定に活用しているか?
- 明確な価値観を持ち、実践しているか?
- 個人、チーム、組織の各レベルで、より高いレベルの意思決定を可能にする基準(※)を設定しているか?
※WHAT:共有のビジョン・戦略・目標、HOW:共通の価値観・協調・チームワーク
あらためて、この重要な取り組みへの参加と支援をお願いいたします。診断結果は、数週間から数ヶ月の間に収集された組織文化に関するデータとともに、秘匿性を維持しつつ、重要な問題を表面化させられるように皆さんへ共有します。
このプロセスに関してご質問がありましたら、遠慮なくご連絡ください。
[担当者氏名]
パターン2
周知のとおり当社は現在、将来の方向性を決めるための戦略と優先事項の設定に取り組んでいます。これらの戦略を進めていく中で、「現在の組織文化が戦略を促進するものとしてどの程度機能するのか」「成功の障害となりうるものは何か」を理解することが重要になります。そのため、組織文化診断を実施します。この調査では、従業員を対象とした組織文化診断に加えて、各従業員と1対1のインタビューも行います。組織文化診断というと、個人の満足度、士気、エンゲージメントといった伝統的な指標を思い浮かべる人が多いかも知れません。確かに仕事や組織に対する個人のつながりは重要ですが、当社の成功は戦略や事業目標を実行する「組織力」にかかっているのです。そのため、当社は「収益性、成長性、品質、革新性、従業員満足度、顧客満足度」など重要な業績指標に影響を与える組織文化の要素を重視します。
そこで調査を実施する際には、役職等は問わず全従業員に当社の組織文化を評価していただきたいと考えています。
あらためて、この重要な取り組みへの参加と支援をお願いいたします。診断結果は、数週間から数ヶ月の間に収集された組織文化に関するデータとともに、秘匿性を維持しつつ、重要な問題を表面化させられるように皆さんへ共有します。
このプロセスに関してご質問がありましたら、遠慮なくご連絡ください。
[担当者氏名]
代表者から管理職各位へのメッセージ
代表者から管理職各位へのメッセージサンプルを2パターン紹介します。
パターン1
〇月〇日から×月×日まで、組織文化診断を実施します。本取り組みは、現在の組織文化の健全性に関して重要な洞察を与えるとともに、さらに文化を強化していくための指針となります。
そして当社の将来および目標の達成は、全従業員の積極的な参加にかかっています。組織文化診断の結果は、1人ひとりが率直に忌憚なく回答した場合にのみ、真に価値あるものとなります。
何が機能しており、反対に何が前進を妨げているのかを見極めるためには、組織の中で「実際にどのように物事が行われているのか」を全従業員からヒアリングする必要があります。こうして全従業員から忌憚のない回答を得ることにより、企業文化とビジネスの成果を向上させる取り組みを実行できるようになるのです。
またこのプロセスでは、誰もが自由に率直な意見を述べられるように、匿名性を保護します。個々の回答は社内の誰も見ることはなく、秘密厳守の上でパートナー企業にて集計されます。組織文化診断の目的は、個人の回答や意見を検討するのではなく、グループレベルで集計して、組織全体のパターンや傾向を探ることなのです。
さらに重要な点は、全従業員が当事者であることの理解です。「組織文化診断」と「継続的な文化開発プロセス」の両方に参加することが必要であり、評価の対象にもなることを周知してください。
今後のプロセスについて各部署内へ組織文化診断が近日中に実施されること、私や管理職である皆さんが全面的な参加を期待していることをお伝えください。
今後とも、当社の強化と成功のために、引き続き皆さんのご支援とご尽力をお願いします。
[代表者氏名]
パターン2
〇月〇日から×月×日まで、組織文化診断を実施します。本取り組みは、[会社名]の職場環境について従業員の率直な意見を聞くための重要な方法の一つです。組織文化診断への参加を優先の上、各従業員の回答を促し、組織文化診断に参加する時間を確保いただくようお願いします。[日付]に、すべての従業員に組織文化調査に参加するための招待状を送付予定です。組織文化診断の所要時間は約15〜20分です。質問は、職場環境に直接関係する簡単なものです。すべての回答は機密扱いとなります。調査結果は、[日付または時間枠]で[対象者]と共有し、発見した重要な問題に対処するための計画を発表する予定です。本取り組みを成功させるためには全員が参加し、[会社名]の現状について率直な意見を収集する必要があります。あらためて皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
[代表者氏名]
代表者から全従業員へのメッセージ
代表者から全従業員へのメッセージサンプルを2パターン紹介します。
パターン1
当社の強みを維持し、継続的に改善するための努力の一環として、〇月〇日に皆さんへ組織文化診断に参加いただくための招待メール(調査への回答依頼)をお送りします。この組織文化診断の目的は、当社の組織運営方法についてのご意見をいただくことです。本取り組みは組織文化の具体的な構成要素を理解し、課題を特定することにつながります。回答から得られた情報は、社内だけでなくお客様やサプライヤーとの関係を構築するために役立てます。本取り組みは皆さんのご意見を測定することが目的であるため、回答に「正しい」も「間違い」もありません。できる限り正直にお答えください。回答内容は完全に機密扱いとなり、追跡することはできません。回答は集計して他社データと比較します。これにより、ハイパフォーマンスな組織文化の実現に向けた進捗状況を測ることが可能となります。組織文化診断の結果についてはフィードバックセッションを設けて、結果をタイムリーに全社向けに共有します。その上で、重要項目に対して迅速に対処するための行動計画を策定します。ご協力とご理解のほどよろしくお願いいたします。
[代表者氏名]
パターン2(再実施の場合)
成長と利益目標を実現するためには「人」が最も重要です。効果的で生産性の高い組織を作るためには、健全で一貫した企業文化を持つことが必要です。このことを念頭に置き、今年も皆さんには組織文化診断への参加をお願いしたいと思います。昨年は多くの方々に回答を頂き、現在の企業文化の強みと改善点について多くのことを学びました。この組織文化診断は、皆さんの意見や認識を測定するものですので、回答に「正しい」や「間違っている」ということはありません。何が機能しており、反対に何が前進を妨げているのかを見極めるために率直な回答をお願いしています。私たちの将来と組織目標の達成は、皆さんの積極的な参加にかかっています。率直な回答を得ることにより、組織文化の醸成と業績向上に向けた次の取り組みが可能となるのです。機密保持のため、診断は外部のパートナー企業によって実施されます。すべての回答は、パートナー企業に直接送られ、社内の誰も回答内容にアクセスすることはありません。組織文化診断は〇月〇日から×月×日まで実施します。回答時間は15~20分程度です。当社のさらなる強化と成功に向けて、引き続きご支援とご協力をお願いいたします。
[代表者氏名]
組織文化診断を成功させる案内メールのサンプル
組織文化診断の実施には、案内メールの発信も欠かせません。ここでは、そのまま使えるメッセージサンプルを3つのケースごとに紹介します。
組織文化診断への招待メール
組織文化診断への招待メールのサンプルです。
パターン2
組織文化診断は、組織のメンバーが持つ基本的な信念、価値観、考え方、さらにそれらが基礎となって生じる慣習と行動を測定できるように設計されています。回答から得られた情報は、社内だけでなくお客様やサプライヤーとの関係を構築するために役立てます。
所要時間は約15〜20分です。正確な結果を得るために、率直かつ正直な回答をお願いいたします。回答いただいた内容は完全に機密扱いとします。
組織文化診断に参加するには、以下のリンクをクリックしてください(もしくは、リンク全体をコピーしてインターネットブラウザに貼り付けてください)。
組織文化診断のリンク:サーベイリンク
※回答期限:〇月〇日
※このリンクを他の人と共有しないようにご注意ください
※本メールは本取り組みが完全に完了するまで保管しておいてください(再アクセスにはリンクが必要です)
※不明がありましたらオンラインヘルプをご覧ください
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
サポート:担当者連絡先
組織文化診断のリマインダーメール
組織文化診断のリマインダーメールのサンプルです。
回答期限(〇月〇日)が近づいてきましたので、組織文化診断のリマインダーをお送りします。すでに組織文化診断に協力いただいた方は、無視していただいて結構です。
本取り組みは全従業員の協力があってこそ、成果につながります。未回答の方は、あらためて回答にご協力のほどよろしくお願いいたします。
以下は、前回案内と同じ内容です。
組織文化診断は、組織のメンバーが持つ基本的な信念、価値観、考え方、さらにそれらが基礎となって生じる慣習と行動を測定できるように設計されています。回答から得られた情報は、社内だけでなくお客様やサプライヤーとの関係を構築するために役立てます。
所要時間は約15〜20分です。正確な結果を得るために、率直かつ正直な回答をお願いいたします。回答いただいた内容は完全に機密扱いとします。
組織文化診断に参加するには、以下のリンクをクリックしてください(もしくは、リンク全体をコピーしてインターネットブラウザに貼り付けてください)。
組織文化診断のリンク:サーベイリンク
※回答期限:〇月〇日
※このリンクを他の人と共有しないようにご注意ください
※本メールは本取り組みが完全に完了するまで保管しておいてください(再アクセスにはリンクが必要です)
※不明がありましたらオンラインヘルプをご覧ください
皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
サポート:担当者連絡先
組織文化診断後のメール
組織文化診断後に送付するメールのサンプルです。2パターン紹介します。
パターン1
皆様にご協力いただいている組織文化診断が完了しました。
約[参加者数]の従業員が組織文化診断に参加してくださったことに感謝します。
本取り組みは、組織のメンバーが持っている基本的な信念、価値観、考え方を特定し、それらを基礎として生じた慣習や行動の測定を目的としていることはご存じのとおりです。
今回の結果で明らかとなった改善点は3つです。
1つ目と2つ目はそれぞれ「ーー」と「ーー」の分野で改善の余地があることがわかりました。これらの分野を改善するための具体的な行動について、皆様からさらなるご意見を得るよう努め、今後の調査でこれをモニターしていきます。
3つ目の改善点は、「ーー」です。これは、当社のミッションや戦略的目標について、全員が明確に理解できていないことを示しています。これを受けて、私たちはチームミーティングを開催し、ミッション・ステートメントについて議論し、皆様の理解を新たにする予定です。また、毎月のコミュニケーションミーティングでは、当社の文化、優先事項、戦略的目標を議題に盛り込み、意見や参加を募ります。
また、高い評価を得たのは「ーー」と「ーー」の分野で、これらは当社の適応力を示しています。つまり、別の部署の人がどのような仕事をしているのかを皆さんが把握できているということです。また、「ーー」に関しては、「ーー」のスコアが高く、物事の正しいやり方と間違ったやり方について明確な合意があることを示しています。
組織文化の進捗状況を把握するために、今年の年末に全従業員に再度組織文化診断の実施を依頼する予定です。
毎年、継続的に進捗状況を確認していきますので、引き続きご協力をお願いいたします。ご協力いただいた皆様に、改めて感謝申し上げます。
[担当者氏名]
パターン2
先般、多くの方が組織文化診断に参加してくださり、おかげさまで[〇〇パーセント]の回答率を達成できました。私たちのような規模の組織では、回答率が[〇パーセント]に達するのがやっとというところが多いので、今回の参加率は皆様の貢献を反映した素晴らしい結果だと思います。本メールでは、診断の主な結果と、そこから得られた教訓をお伝えしたいと思います。全体的に見て、私たちの組織文化は、最近の合併の動きを考慮すると驚くほど健全でバランスが取れているといえます。しかし、異なる組織間での健全なコラボレーション、意思決定のためのチーム内での十分なインプット、意思決定の背景にある「なぜ」という疑問に対する包括的な説明の3点において、課題に直面していることがわかりました。以下に、より詳細な調査結果と今後の課題を示します。
- 強固なコア・バリューがあり、物事をどのように行うべきかについての合意の基盤をなしているが、異なる組織の境界を越えて働くことが苦手である。
- 学習が重視されており情報が組織全体に行き渡っているが、学んだことを新たな改善策につなげるのに苦労している。
- 短期的な目標の理解は浸透しているが、長期的なビジョンや戦略との整合性が見られない。
- スキルアップへの投資がなされており向上が見られるが、何かが原因で有効に活用できていない。
- 顧客への理解はあると考えられているが、意思決定においては考慮されないことが多い。
今後数週間のうちに、リーダー各位はチームそれぞれの結果を受け取ることになります。その際、リーダーがあらためて結果を共有しますので、何を改善すべきか、どのように変化させるべきかについて、改めて皆さんのご意見をお願いします。
今回の調査にご協力いただき感謝申し上げます。[会社名]を最高の会社にするための継続的な取り組みに向けて、今後とも貴重なご意見をお願いいたします。
[担当者氏名]
業績向上につながる組織文化診断を実施するために
組織文化診断を成功させるためには「社内向けのメッセージ」と「案内時のメール」が重要です。今回は、それぞれについて具体的なサンプル例を複数紹介しました。ぜひ、組織文化診断を実施する際の参考にしてください。
ただ「そもそもどういった組織文化診断が良いのか」「調査や診断に留まらず、業績向上につながる手法が良い」と迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで推奨したい手法が、本文内でも登場した「デニソン組織文化診断」です。
デニソン組織文化診断とは、業績向上に必要な具体的課題を特定できる診断ツールです。25年にわたって50か国以上・8,000社以上もの業績および組織パフォーマンスの向上を支援してきたデニソンコンサルティングにより開発されました。
また弊社は、20年以上積み重ねてきた確かな実績と、デニソンを含む世界中のアライアンスパートナーから得た最先端のツールやノウハウを用いて、分析や学びのレベルに留まらせるのではなく「実績や実力」へと昇華させることにコミットしています。
「デニソン組織文化診断」は、まさに実績につながる組織評価ツールです。企業が求める成果につながるからこそ、コカコーラやNASAのような世界的大企業にも採用されており、弊社も自信をもって提供できるのです。
「せっかく実施するならば、実績アップまで一気通貫した組織文化診断を行いたい」と考える企業様は、以下からお気軽にお問い合わせください。もちろん、「そもそも当社に組織評価が必要なのか」「組織変革の必要性を感じるものの、まず何をすべきか分からない」といったご相談も歓迎です。